私は下の子が3歳になる年から、外へ働きに出ました。当時はお迎えがありましたので、パートの仕事しか出来ませんでした。でも下の子が小学校に上がってからは、正社員の仕事に転職しました。始めのうちは放課後、子供たちを民間の学童保育に預けていました。通っている小学校の近くには市で運営する学童保育もありましたが時間にとても厳しかったので、民間のところにお願いしていました。子供たちが通う学童保育は、小学校から歩いて行ける距離ではありませんでした。ですので毎日放課後になると、学童保育のスタッフさんが車でお迎えに来てくれました。そこには私と同じように正社員で勤めているかたや、遅い時間まで働いている方がたくさんいました。とても融通が利くので、いろいろな小学校から通ってきていました。そこは働く私たち親にはとてもありがたいシステムがいろいろとありました。そのひとつがおやつです。普通おやつと言えば、ゼリーや果物が多いと思います。けれどもこの学童保育はちょっと変わっていました。おやつに焼きそばやおにぎりが出るのです。お陰でお夕飯の支度が多少遅くなっても大丈夫でした。とても良い学童保育だったのですが、夏休みになるとやはり学童料金は高くなります。我が家は2人の子供を預けていたので、正直苦しかったのです。そこで私は学童保育を辞め、子供たちだけでお留守番をさせることにしました。そこから子供たちのカギっ子生活の始まりです。カギっ子にするのに抵抗がなかった訳ではありません。しかし私自身も小学校1年生からカギッっ子でした。しかも私は一人っ子でした。それに比べれば子供たちは2人でお留守番なので、多少は安心でした。そこでまず合カギを作り、それぞれに渡しました。でもカギをなくしたら大変なので、はじめはカギをヒモに通して首からぶら下げていました。けれどもちょうど体育の授業で鉄棒をやっていて、カギを落としてしまったのです。それからはランドセルの内ポケットに、ヒモを通したカギをくくりつけました。それでもカギを無くしてしまったこともありました。決まってカギを無くすのは下の子でした。まだ幼いから仕方がないと言えばそれまでなのですが、どうすればカギを無くさないか試行錯誤を繰り返しました。
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