私は車のかカギをつけたまま、ドアをロックしてしまったことがあります。それはスーパーの駐車場でした。買い物を終えて駐車場に戻ってくると、車のカギが見当たらなかったのです。ポケットの中、カバンの中を探してもカギは出てきませんでした。まさかと思い車の中を覗くと、カギが刺さったままでした。普段はドアにカギをかけるなんてしないのに、その時はたまたま運悪く、ドアをロックしてしまったのです。私はとても焦りました。当時お金もなく、業者を呼ぶのは嫌だったので、なんとか自分でドアのカギを解除しようも必死でした。以前テレビで、窓とドアの隙間に薄い板などを差し込むと、ロックが解除されるとやっていました。それを思い出した私は、何か隙間に入るようなものを探しましたが、全然見あたりませんでした。私がどうしたらいいのか悩んでいたら、一人の外国人男性が声を掛けてきました。私はカギをつけたままドアをロックしてしまったことを説明しました。すると男性は、カギを開けるのを手伝ってくれました。たまたま私の運転席の窓が、ほんの少しだけ開いていました。するとその男性が、これならなんとかなるかもしれないといってくれたのです。そして彼は自分の車から、釣糸を取り出しました。そして窓の隙間から釣糸を垂らしました。釣糸の先はわっかにしてあります。そのわっかでカギを引っ掛ける作戦のようです。何度も何度もトライしますが、なかなかカギを捉えることが出来ませんでした。その男性には連れの方がいらっしゃいました。奥さんです。その奥さんはお腹が大きかったのです。もう臨月といったところでした。私はその男性にも奥さんにも申し訳なくて、もう大丈夫ですと断りました。けれどもその男性は、諦めずトライし続けてくれました。そして数分後、釣糸で無事にカギを取り出すことに成功しました。この親切な男性に、本当に感謝しました。私はそれ以来ドアをロックするときは、必ずカギで閉めるようにしています。